毎日の“あと一品”がラクになる!作り置きおかず収納術

毎日の“あと一品”がラクになる!作り置きおかず収納術 時短術

夕食の支度をしていて「あと一品、なにか足したいな」と思った瞬間、手が止まる——。
そんなこと、ありませんか?

メイン料理は決まってるのに、ちょっとした副菜が浮かばない。
でも今からゼロから作るのは面倒…。
毎日のことだからこそ、この“小さな悩み”が積み重なると、地味にストレスになりますよね。

そこで頼れるのが、「作り置きおかず」と「取り出しやすい冷蔵庫収納」。
この記事では、忙しい日々の中でもサッと出せる“あと一品”をラクに叶えるための、
作り置きレパートリーと収納のコツをたっぷりご紹介します!

【メリット】作り置き×収納術がラクすぎる理由

つくりおき

「作り置きおかずって便利そうだけど、実際どこがラクなの?」
そんな声にお応えして、ここでは“あと一品”問題を解決する作り置き×収納術のメリットを4つに分けてご紹介します。
知れば知るほど「もっと早く取り入れればよかった!」と思えるかもしれません。

 

1. 考える手間がグッと減る!夕飯の悩みが1つ消える

毎日の食事作りは、ただ調理するだけでなく、「何を作るかを決める」ことにも意外とエネルギーを使っています。
とくに“あと一品”は、ボリューム感や栄養バランス、家族の好みなども考えながら選ぶ必要があり、実はかなりの思考力を消耗するポイント。

でも、冷蔵庫に「すぐ出せる副菜」がいくつかあると、「あれを足そう」と即決できて、献立決めが格段にラクになります。
日々の“考える疲れ”を減らすことは、料理に対するストレスそのものを軽くしてくれるんです。

 

2. 調理も後片づけも最小限。キッチン滞在時間が短くなる

もう一品つくる=まな板や包丁、ボウルが再び登場、ということ。
それだけで作業スペースも洗い物も増えてしまい、「ちょっとのつもりが大仕事」に感じてしまうことも。

あらかじめ作っておいた副菜があれば、盛りつけるだけで完了!
加熱や味付けも不要な状態なら、帰宅後に一品追加するのもノンストレスです。

キッチンに立つ時間が5〜10分短くなるだけで、体感としてはずいぶんラクに感じます。
忙しい日ほど、この“ひと手間カット”は大きな意味を持ちますよ。

 

3. 食材ロスが減って節約にもつながる

作り置きにすることで、買ってきた野菜や食材を効率よく使い切ることができます。
たとえば、1袋全部は使わない葉物野菜や、余りがちなもやし、キノコ類なども、
まとめて副菜にして保存すれば、腐らせて捨てることが激減!

また、余ったおかずを冷凍しておけば、「うっかり傷ませた…」がゼロに。
買い物回数も減らせて、結果的に節約効果もじわじわと実感できます。

 

4. 冷蔵庫が“使える冷蔵庫”に変わる

収納術を意識すると、冷蔵庫の中が「整っていて取り出しやすい状態」に変わります。
これが意外と、日々のストレス軽減につながるんです。

  • どこに何があるかわかる
  • 賞味期限を見落とさない
  • スペースがスッキリして出し入れしやすい

この状態を保てば、“料理がしやすい台所”になるだけでなく、気分も前向きに。
自分のキッチンがちょっと好きになる、そんな変化もじわじわ感じられますよ。

 

【実例紹介】おすすめの“あと一品”作り置きレシピ

おかず

作り置きおかずの魅力は、「時間があるときにまとめて作っておけば、あとは出すだけ」で済むこと。
ここでは、忙しい平日の“あと一品”にぴったりな、すぐ真似できる作り置きレシピをジャンル別にご紹介します。
どれもシンプルな材料&短時間でできるものばかりなので、料理が得意じゃない人でも大丈夫◎
保存期間の目安や冷凍可否もあわせてまとめました。

 

和風系:ご飯に合う!ほっと落ち着く定番副菜

● ほうれん草の胡麻和え
ごまの香ばしさとお醤油の風味で、あと口さっぱり。
作り方:ゆでたほうれん草を、水気をしっかり絞って、すりごまと醤油・砂糖で和えるだけ。
保存:冷蔵3日/冷凍OK(1週間)
ポイント:作るときは水分をできるだけ切ると、日持ちが良くなります。

● 切り干し大根の煮物
甘じょっぱい味つけでご飯が進む定番おかず。
作り方:切り干し大根を戻し、にんじんや油揚げと一緒に出汁・醤油・みりんで煮る。
保存:冷蔵4〜5日/冷凍OK(2週間)
ポイント:冷蔵保存でも味がしみておいしくなります。お弁当にも◎

 

洋風系:さっぱりして食べやすい!彩りもキレイ

● キャロットラペ(人参サラダ)
食卓が明るくなるオレンジ色が映える、酸味と甘みがちょうどいい副菜。
作り方:千切りした人参に、オリーブオイル・酢・塩・はちみつを加えて和える。レーズンを入れてもおしゃれ!
保存:冷蔵3〜4日/冷凍NG
ポイント:味をなじませるほどおいしくなるので、翌日以降が食べごろ。

● 玉ねぎときのこのマリネ
冷たくてもおいしい、作り置きにぴったりのさっぱり副菜。
作り方:スライス玉ねぎと炒めたきのこを、酢・オリーブオイル・塩・こしょうで和える。
保存:冷蔵4日/冷凍NG
ポイント:生玉ねぎは水にさらすと辛みがやわらぎ、子どもも食べやすくなります。

 

お弁当向き:朝ラク&冷凍もOKなスグレモノ

● 冷凍卵焼き(甘め or だし巻き)
朝つくるのが面倒な卵焼きも、冷凍ストックで時短に。
作り方:いつも通りに焼いて、冷ましてから一切れずつラップ+保存袋で冷凍。
保存:冷凍2週間/自然解凍OK
ポイント:水分が多いだし巻きは冷凍向きではないので、しっかり焼いた甘め卵焼きがベスト。

● ちくわのチーズ巻き
火を使わず簡単、子どもにも人気の副菜。
作り方:縦に切ったちくわにスライスチーズをくるっと巻くだけ。
保存:冷蔵3日/冷凍OK(1週間)
ポイント:見た目を変えたいときは、青のりや黒ごまをまぶすとアレンジに◎

どれも作り慣れると「5分で1品」が当たり前に!
冷蔵庫に数品ストックがあるだけで、食卓がパッと華やかになり、気持ちもゆとりが生まれます。

 

【収納術】ラクに取り出せる・見つかる冷蔵庫の工夫

ハート

せっかく作り置きをしても、冷蔵庫の中がごちゃごちゃしていては、探すのに手間がかかってしまい時短効果も半減…。
そこで大切なのが、「見つけやすく、取り出しやすい冷蔵庫収納」の仕組みづくりです。
ちょっとした工夫で、毎日の動線がスムーズになり、料理がぐっとラクになります。

 

● 容器は“見える・重ねられる”が基本!

作り置きおかずの保存に使う容器は、透明な素材・浅型・重ねやすい形状を選ぶのがポイント。
中身が見えることで「何があったっけ?」とフタを開けて確認する手間がなくなり、
浅型なら冷気がしっかり伝わるため、食材の傷みも防ぎやすくなります。

また、重ねて収納できると省スペースで済み、冷蔵庫の中もスッキリ。
高さが揃っている容器なら、見た目にも整って見えるため、開けたときの“気持ちいい冷蔵庫”が叶います。

おすすめは、100均などで手に入る「耐熱・電子レンジ対応」の保存容器。
そのまま温め直せるので、洗い物も最小限に抑えられて一石二鳥です。

 

● ラベルを貼れば“迷わず時短”が実現

「これ、いつ作ったっけ?」「主菜?副菜?」というプチ迷いも、実は積み重なると意外とストレス。
そんなときに便利なのが、ラベリングのひと工夫です。

日付を書いたシールや、主菜・副菜・お弁当用などのマークを貼っておくと、
冷蔵庫を開けた瞬間に「どれを出すか」が判断しやすくなります。

おすすめは、100均の「貼ってはがせるラベル」や「ホワイトボード用マーカーで書ける蓋つき容器」。
毎回紙を用意しなくてもOKで、運用のハードルも下がります。

ラベルが見える位置に貼られていると、家族も一目で中身を把握できるので、手伝ってもらいやすくなる効果も◎

 

● トレイ分けで「ゾーン管理」すれば冷蔵庫が使いやすくなる

冷蔵庫の中身が散らかりやすい原因は“どこに何を置くか”が決まっていないから。
そこでおすすめなのが、トレイを使ったゾーン分け収納です。

例えば、

  • 副菜ゾーン(作り置き副菜用)
  • 朝食ゾーン(ヨーグルト、卵、パン)
  • お弁当ゾーン(冷凍しておいた卵焼きなど)

といったように、「用途ごとにまとめる」だけで、
使うときにトレイごとサッと取り出せて、時短にもなり、探すストレスも激減します。

小さめのカゴやトレイは100均にも豊富にあり、サイズを揃えて使うと統一感も出ておすすめです。
重ねないことで“奥に何があるかわからない”問題も解消できますよ。

 

● 全体を見渡せる配置を意識して、“冷蔵庫リセット”を習慣に

収納するときは「手前から使って奥に新しいものを入れる」など、回転を意識した配置もポイント。
また、週に一度は冷蔵庫の中を軽く見直して、賞味期限切れや使い忘れを防ぐ習慣をつけましょう。

定期的に“冷蔵庫リセット”することで、収納スペースの無駄もなくなり、
冷蔵庫が常に「使いやすい状態」にキープされていきます。

可能であれば、収納後の全体写真を撮っておくのもおすすめです。
見返して使いやすさを振り返ったり、次の整理の参考になったりと、続けるモチベーションにもなりますよ。

 

【1週間の運用例】こんなふうに使い回せます

キッチン

作り置きと収納の工夫ができたら、次に気になるのは「実際どんな風に使い回せるの?」という点ですよね。
ここでは、平日5日間の献立に、作り置きおかずをどう組み合わせているかを例にしてご紹介します。

基本のスタイルはとってもシンプル。
週末に3〜4品の副菜をまとめて作り、冷蔵庫の“副菜ゾーン”にストックしておくだけ。
あとは毎日、メイン料理に合わせて1〜2品をサッと出すだけで、バランスの取れた献立が完成します。

 

1週間の活用スケジュール例(平日5日分)

曜日 主菜 あと一品(作り置き)
鶏の照り焼き ほうれん草の胡麻和え、キャロットラペ
サバの塩焼き 切り干し大根の煮物
豚しゃぶサラダ 玉ねぎときのこのマリネ
ハンバーグ キャロットラペ、ちくわのチーズ巻き
カレーライス ゆでブロッコリー(下茹で冷凍)

このように、「毎日違うおかずを作る」ことにこだわらず、
同じ副菜を別の日にリピートしてもOK!
味の系統を変えたり、メインのボリュームを調整するだけで、マンネリ感は避けられます。

また、「副菜は出さない日があってもいい」くらいの気持ちでゆるく始めるのが長続きのコツ。
3〜4品をうまく使いまわすだけで、買い物も調理もグッとラクになりますよ。

 

【まとめ】あと一品の悩みが消えると、毎日がちょっとラクになる

まとめ

毎日のごはん作りでつい悩んでしまう「あと一品、なににしよう?」問題。
けれど、週に一度のちょっとした仕込みと、冷蔵庫の中を少し工夫するだけで、
その悩みはぐっと小さくなり、キッチンに立つ時間も気持ちもラクになります。

作り置きおかずは、ただの“おかずのストック”ではなく、
忙しい自分をサポートする「もうひとりの自分」のような存在。
収納術と組み合わせることで、取り出す・選ぶ・出すが一連の流れになり、
料理の負担がぐっと軽く感じられるはずです。

まずは2〜3品からでもOK。
ラベルを貼って、使いやすい場所に収納するだけでも、日々の家事がちょっとだけ整い、心に余裕が生まれます。

“あと一品”がラクになる工夫、ぜひあなたのキッチンにも取り入れてみてくださいね。

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